先輩社員の声INTERVIEW
コーディネーター
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コーディネーター
正田 千秋
コーディネーターの仕事の範囲を教えて下さい。
顧客の実現したい暮らし方にあわせて内装の壁紙、家具、照明、床、小物などを提案し、決定していく。そして確定した内容が実際に施工し完成させるまでの管理を行う。特になんばの場合は既製品が少なく現場で造作することが多いのでコーディネーターは構造的な事を理解していないとならない。平面図や展開図を作成し、大工さんに直接依頼することも多く現場とガッツリ関わる。
お客様に対する時に大切にしていることは何ですか?
その人にあった生活スタイルに焦点をあてること。今の暮らしにどんな不便、不満があってこれからどのような事を実現したいかをよく聞き気づけることが大切。例えば、先日も打合せしていたら土間に米や野菜が置いてあった。聞くとよく近所や知人の方から頂き物が頻繁にあるとの事。だったら「勝手口の入ったところに棚をつけましょう。」という事になる。このようにこちら側が施主の暮らしぶりをよく理解していたらできる事を想定して提案できる。これは気づかないと無理。
自分が良いと思っているセンスと顧客の嗜好が合わない場合はどうしますか?
いろんな価値観があるので自分のセンスと合わない場合はもちろんある。だからあくまでお施主様のやりたいことに沿うのが基本。でも建築のプロとして最適な案は意見する。例えば、「どうしてもこのデザインの照明を取り付けたい。でも空間のバランスを考えると3本ではなく2本にした方がよりよい。」というような感じ。
コーディネーターとして意識していること
「なぜ、そうしているのか」意味が言えること。単に雰囲気がいいからではなく。空間デザインとしての意味だけでなく構造的な根拠としての意味、両方がある。そのためにも特に現場での知識と体験が必要。コーディネーターがプランしたものを最後まで責任を持って完成まで関わり確認できるというのはあまりない。なんばのコーディネーターは責任も重いし、知識も必要となってくるが、ハウスメーカーでは得られない醍醐味がある。